卵巣腫瘍や子宮筋腫など女性特有の臓器の不調により手術をされる方もいらっしゃると思います。
その場合できるだけ手術創を小さくするよう努めて実施されますが、臓器の位置の関係で下部腹筋群を切開することになります。手術後傷口がしっかりとくっついて病気の治療が終了となった後でも、何だかお腹に力が入らない、うまく体を支えられていないなどの不調や腰痛・膝痛などが起こってくる方もいらっしゃいます。
下部腹筋群は体を支えるためにとても重要な筋肉なので、治療のために一度切開され、修復した後にしっかりと必要な筋肉に力が入るよう整えないとお腹の力が入らないまま生活をしていくことになってしまいます。
そうすると体の中心がうまく支えられないので、過剰に固めたり、他の部位に負担がかかったりし、肩こり・腰痛・膝痛などが起こってくる要因となることがあります。
せっかく病気を治したので、動くための体のベース作りをしっかりと行うことで、快適な日常を送れるよう準備しましょう。